楽したいけど、ちゃんとおいしい夕ご飯が食べたい。共働きの我が家で、満足度の高いごはんに欠かせないもの。
それは、ずばり「出汁」です。

私に出汁をとるのは無理!!と思った方も安心してください
実際、私自身も、以前はそう思っていました。
でも実は、出汁は時間も手間もほとんどかけず、日々の献立をぐっと楽にしてくれる存在です。
私はふだん、食に関わる仕事をしていて、献立を考えることも仕事のひとつ。
その中で感じているのは、出汁があるだけで料理のハードルは驚くほど下がるということ。
味付けに悩まなくてよくなり、冷蔵庫にあるもので「今日はこれでいいか」と思える安心感が生まれます。
このブログでは、
- 特別な道具はいらない
- 火も使わない
続けられる「水出汁」の方法と、出汁があることで平日のごはん作りがどう楽になるのかを、我が家のリアルな献立と一緒に紹介していきます。
「頑張ってないのに、ちゃんとおいしい」そんな平日の献立のヒントになればうれしいです。
出汁のハードルはなぜ高い?
出汁って、どこか「ちゃんとした人が作るもの」そんなイメージ、ありませんか。
毎朝鍋に火をかけて、時間を計って、丁寧にこして……
正直、平日の自分には無理だと思っていました。
でも実際は、毎日取らなくてもいいし、火を使わなくてもいい。
「出汁=手間」という思い込みが、勝手にハードルを上げていただけでした。
管理栄養士の私が、出汁を常備する理由
日々、仕事で献立を考える中、調味料をむやみに足さなくても、料理全体の味を底上げしてくれるものは、実は限られています。
そのひとつが、出汁です。
出汁があると、
- 調味料をたくさん使わなくても味が決まる
- 素材の味が引き立つ
- 結果的に、塩分や油を足しすぎずに満足できる
といういい循環が生まれます。
我が家の定番「水出汁」の作り方
我が家の出汁はとても簡単。水に2つの食材をつけておく「水だし」です。
| 混合削り節 | 10g |
| だし昆布 | 10g |
| 水 | 1リットル |
「かつおぶし」を使わず、味が濃く出る宗田鰹などを使った「混合削り節」を使うのがポイントです。
時間のある時に、お茶パックに10gずつ詰め、だし昆布も同様に10gになるよう切っておきます。昆布が小さい場合は10gの塊を輪ゴムでとめておきます。

夜のうちに水1リットルにこの2つをいれておくと翌朝から使えます。
混合削り節はお好みで好きなときに取り出しましょう。だし昆布はぬめりが気になるので、翌日の夜には取り出すようにしています。
昆布やかつおぶしのよっては出汁があまり出ていないこともあるので、そんなときは軽く火にかけます。
そのため我が家では念のため、直火にかけられるホーローに入れています。

昆布の量について
ちなみに、だし昆布の量は昆布の種類によって調整しています。おいしい出汁が出やすい利尻昆布の場合は、高価なことも多いので、我が家では5〜8g程度にすることも。
今回は分かりやすく10gとしていますが、「しっかり出ていれば少なめでも十分」くらいの気持ちで大丈夫です。
昆布はお値段がはることも多いので、無理なく続けられる量にしています。
かつおぶしの種類について
かつおぶしは火にかけることですっきりとした出汁を味わうことができますが、ふだんの家庭料理は水だけで味の出やすい「混合削り節」がおすすめです。
| 種類 | 特徴 | 向いている料理 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| 混合削り節 | かつお+さばなどがブレンドされている。コクと旨味が出やすい | 味噌汁、煮物、日常使いの出汁 | 毎日のごはんを手軽においしくしたい人 |
| 花かつお | かつお+さばなどがブレンドされている。コクと旨味が出やす | お吸い物、出汁を味わう料理 | 香りを楽しみたい人 |
出汁があるだけで、今日のごはんが好きになる
出汁さえあれば、味噌汁やすまし汁はもちろん、おひたし、煮物、炊き込みご飯まで。

特別なことをしなくても、
『ちょっと手が込んで見える』ごはんができるの最高!
我が家、いえ、私にとってこの『ちょっと手が込んで見える』というのはとても大事なポイント。
味見をしたとき、食卓に並べたときに、「今日のごはん、いい感じ!」と思えると、
それだけで気持ちが整う気がします。
誰かに褒められなくてもいい。まずは自分が「おいしい」と思えること。
私にとって料理は、そんな時間です。



出汁は「いちばん上手な手抜き」
出汁をとるのは面倒そうに見えるけれど、実際にやってみると、かかる手間はほんの少し。
そのわりに、食卓に並んだときの満足度は大きい。
私にとって出汁は、「頑張らないのに満たされる」一番の近道です。
もし今日の夕ご飯に迷っていたら、まずは出汁をとるところから始めてみてもいいかもしれません。


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